IOSR活動報告
台風15号通過後のツアーエリア安全確保作業 ユツン川エリア
前回の作業で回りきれなかったユツン川エリア。
台風13号の被害に追い打ちをかけるように通過していった台風15号。
いたるところに台風被害の爪痕が残されていました。
多くの人が訪れるルートにおいては既に倒木の撤去が終了しており安全が確認出来ました。
続いて飛び込みが出来るポイントにて流木チェック。
飛び込みポイントに置いて危険な流木は無かったものの、念には念を入れて気になる小さな枝を撤去。
ここから沢エリアへ。
沢はかなりの増水状態になっており、ツアーをするには危険なレベルになっていました。
ルート上に危険な流木を発見。
撤去。
他にも危険な流木を次々と撤去。
さらに上流へ進んだところで倒木が沢を塞いでいる個所を発見。
場所はチョークストーンの手前約50mの場所。
ここは1人で全てを撤去する事は難しいと判断。
安全が確保出来る範囲で、のこぎりで倒木を細断しルートを確保。
残りの分は状況を見て対応したいと思います。
さらに上流へ登りチョークストーンポイント。
この滝の水量で全体の増水状況が伺えます。
この先のエスケープルートの一部が倒木により塞がっていたので、迂回路を作りました。
この先も危険な流木を撤去しながらもう一つの飛び込みポイントも確認。
安全を確認するため川へ潜ろうとしましたが増水した川の流れが強すぎて、川底までしっかりとは確認できませんでした。
ここはもう少し水量が治まってから再度確認が必要かと思われます。
今回はそのまま残留してありますので、撤去完了するまではこの下を通らないよう注意が必要です。
その後も撤去を続けマヤロック支流分岐点まで確認を終了致しました。
途中のエスケープルート4本の安全確認も合わせて終了。
帰りのトレッキング道は既に他業者の皆さまにより撤去作業は終わっていました。
所々の撤去された倒木を見ると、今回の台風被害の大きさを実感します。
最後に、今回の安全確認作業においては川の増水状況が著しく細部にわたっての確認が出来ていない可能性があります。
水量が落ち着いた時点で再度確認の必要がある状態ですので、ツアーで利用される際には十分な注意が必要です。
以上、活動報告でした。
本当にお疲れさまでした、ガイディングを生業とする私たちにとって、ゲストを引率するガイド業務以外でフィールドの安全確認作業はとても重要な業務です
返信削除これからも共に頑張りましょう!