2016年9月28日水曜日

IOSR:活動報告「台風17号通過後:安全確認作業」


活動報告
台風17号 通過後の安全確認作業

時間:AM8:30~14:00
メンバー:IOSR
場所:オオミジャ川/ゲーダ川/クーラ洞窟/ユツン洞窟
内容:倒木撤去及びリアルハザード除去など

オオミジャ川:上流までの林道の倒木撤去、通行可能になりました。全ての滝壺の安全確認終了 。上流〜下流まで全ルート確認いたしました




 本日午前中の水量はツアー中止レベルに達していました。
水温は台風前より27度から24度に3度位低下
水質は良好です



ゲーダ川:上流までのツアールート倒木撤去、通行可能になりました。1段目〜3段目のルートも開通、通行可能 。滝壺の倒木も撤去完了



クーラ洞窟:全ルート倒木撤去、通行可能になりました。安全確認終了 。2個目3個目のエスケープルートも開通作業完了



ユツン洞窟:道路側の倒木撤去完了、通行可能になりました。洞窟内も全ルート確認終了。養生も解除

今回はIOSRメンバー以外にもフィールド確認に来られていたツアーショップさんがいました、皆様朝早くからお疲れさまでした。
これからも地道な活動を続け安全なツアーが行えるように皆さんで力を合わせて活動しましょう。

2016年9月18日日曜日

IOSR:活動報告「台風16号通過後:安全確認作業」

予想に反して強い風は吹かなかっつた台風16号でしたが、その反面かなりの大雨たもようです

作業開始AM8:00〜
参加メンバー:IOSR

1)ユツン洞窟:海へ降りる陸上ルート倒木の撤去完了(使用可能になりました)
海への排出口の養生は洞穴内の水量が多く全て流されていましたが、乾燥や漂流ゴミの流入はなく洞穴内は問題なし
洞穴内:水量がかなり多く通常の海への出口は途中完全水没、水量が3/1以下になるまでは通行不可
道路側:洞口に大きな倒木が引っかかり危険な状態だったため全て撤去しました。


 *注意*
今年の初めから気になっていたのですが、ユツンの洞窟への水の流入吸い込みが他にあるようで、入り口(道路側)の水量がそれほど多くなくても奥に行けば行くほど水量が増え海への出口付近は短時間で大きく増水するようになっていますので、洞穴内の水がわずかでも濁り始めたらエスケープのルートを常に選択するようにしましょう


2)オオミジャ川:スタート地点までの林道の倒木は全て撤去しました(通行可能になりました)
本日は危険レベルをはるかに超える水量だったため滝壺内の倒木確認はできませんでしたが、周囲の状況を確認する限りでは、倒木が滝壺内に沈んでいる可能性は低いと思われます
通常のツアー中止レベルの200%を確認しました





3)ゲーダ川:入渓地点までの林道の倒木は全て撤去しました(通行可能になりました)
風がほとんど吹かなかったらしく倒木はほとんどありませんでした。今回は危険レベルの水量と濁りだった為IOSRメンバーの安全を考えF1~F3の滝までの見回りは行いませんでした
ツアー催行基準の安全水準バーか完全水没 中止レベルの200%の水量を確認






4)クーラ洞:1個目の洞口地点までの林道の倒木は全て撤去しました(通行可能になりました)
3つ目からのエスケープルートも全て作業完了しました
1つ目は2.0mの水位上昇跡を確認
2つ目入り口は3.0mの水位上昇跡を確認
2つ目出口は4.0〜5.0mの水位上昇跡を確認
3つ目入り口2.5〜3.0mの水位上昇跡を確認
出口は完全水没となっていたため洞窟内の倒木の撤去は行えませんでした





4)ユツン川:セイシカの池地点までの林道の倒木は全て撤去しました(通行可能になりました)
この地点もほとんど倒木もなく状態は良い、ただ水量が多くセイシカ池より上は確認できず





台風通過後の後片付けが残る中、メンバーの皆様には朝早くから集合していただきありがとうございます。
明日までは通常よりかなり水位の高いフィールドが予想されますので安全最優先でのガイディング業をおねがします






2016年9月15日木曜日

台風14号通過後のフィールドリサーチ作業

2016/09/14(水)AM10::00〜約2時間

台風14号通過に伴いかなりの雨が降った西表島でしたが大きな被害もなく恵みの雨をもたらしてくれました

数日後に迫る16号接近の前に「キャニオニングフィールドの中止基準確認作業」を行いました。

本日は所属するIOSR及びメンバー各社が設定するツアー中止レベルの水量に達していたためツアーは行わず 中止基準を超えた現場の状況や潜むリスク(シーブやバックウォシュ)などの検証のためのリサーチ作業となりました

**スライダー後の大岩下(下流側)に位置する場所で強い吸い込みがあり危険なシーブがあります。

**大釜登り口のバックウォッシュはかなり危険で7.4kの浮力を有するPFDを着用しても川底へ引きずり込まれる強い流れが発生していました

結果から見ると「やはりツアー中止で正解」と言う判断になりました

現在設置している「安全水準バー」の微調整を完了させましたので、今後メンバーの方はこの基準守り安全なツアーを行いましょう









**動画は遊んでいるように見えるのですが……..現場で経験を積み日頃から共にトレーニングを行うガイド同志のリサーチ作業の為比較的余裕がある状況でした

活動動画
https://youtu.be/DIE5RS56n68

2016年9月11日日曜日

フィールド情報 AM9:30現在

明け方に北部を中心としたエリアに30mmオーバーの雨が降っておりました
AM9:30現在ではオオミジャ川は中止基準より5cmダウンでツアー催行レベルと思われます
ゲーダ川も水量水質共にツアー催行レベルで落ち着いております

今後は晴れの予報となっておりますのでこのまま水量は減って行くと思われます

2016年9月10日土曜日

大見謝川の水位標 位置調整

2016年9月10日 AM9:00
前夜の降雨による増水により、危険水量に達した大見謝川にて水位標の位置調整を行いました。

到着した8:45の時点でツアー中止レベル付近であったため、水位標を以下写真の位置に修正した。




上写真は調整前です。
2016年は台風が少ない年にあたり、設置後初の増水でした。



上写真は調整後。
写真では分かりづらいですが赤と黄色の境界線付近の水位です。



この水位での滝の水量は上写真のとおりです。

メンバー全員で確認を行い、必要であれば微調整を行います。


ハザード情報9/10 AM6:30現在

不安定な天候が続いております
昨日に引き続き局地的な長雨でオオミジャ川やゲーダ川もかなりの危険水量に達していました

本日9/10 AM6:30にオオミジャ川の安全確認の報告です

**水質:良〜最良 
(エリアの保水状態は満水とみられるため、わずかな雨でも大きく増水する可能性大)

**水量:危険レベル IOSR及び我が社のツアー中止レベルに達していることを確認
このまま晴天で天候回復が確実であれば午後にはツアーが行える水量ですが、本日の気象情報を確認する限り正午ごろにまた雨が強まる予報です

メンバーの皆様におかれましても、ツアー中、今以上悪化した事を常に考えながら早め早めの判断を行いながらゲストの安全を確保しましょう。



 AM6:30ゲーダ

 AM6:30 オオミジャ川 橋の下遊歩道 水没寸前の水量











水質はかなり良くなっています





AM6:45 オオミジャ川 大釜 















オオミジャ川上流 安全水量目安 あと5センチ下に下げる必要あり 早急に調整します



2016年9月6日火曜日

2016/09/06ハザードインフォメーション

近海にある台風の影響により朝から降り始めている雨の影響で本日13:00にはキャニオニングフィールド「オオミジャ川」危険レベルまでの増水を確認しました。

 ***
この増水によりポットホールよる水質の悪い溜り水が大量に本流へ流れ込んみレプトスピラ感染症のリスクが高い状態になっていると思われます
明日〜明後日ツアーに出かけられる方へ
擦り傷切り傷が出来ると感染する可能性もありますので肌を露出しないウエアーを着用しましょう!





今までは大雨の影響をあまり受けにくかったユツン洞窟は、地上にある吸い込み口のシーブの底がが抜けたようで地上の増水の影響が早段階で大きく出るよになっています

写真は本日13:30に撮影しましたが、通常水位より多く濁りの強い状態になっていました
この増水では通常の「海へ出る出口」はツアーで行える安全レベルをはるかに超えておりますので、増水の影響を受けない上段のルートを選択してください


出口1つ前の半サンプの匍匐前進ルートも急激な水位上昇の危険があるため、増水の影響を受けない上段の左のルートを選択してください

数日は天候も不安定なので皆さん安全第一でツアーを行いましょう

2016年9月5日月曜日

活動報告 2016/09/06 洞窟清掃及び草刈り作業

2016/09/06 昨日に引き続き草刈り作業とツアーで使用する洞窟内のゴミ拾いを行いました。

草刈り作業:ノバル展望台(リサイクルセンター側)は昨日完了できなかった階段まわりと駐車スペースのキワ刈りを行いおおよその作業を完了させました

洞窟清掃:ユツン洞窟内の水量低下に伴い今まで確認出来ていなかった場所を重点的に目に付くすべてのゴミを撤去しました。
**ペットボトルやプラスチック容器はもとより空き缶、ガラス瓶や破片など劣化や風化の具合からかなり昔に流れ込んだゴミと思われます
**
他のショップさんだと思うのですが事前に確認していたいくつかのゴミはすでに洞窟内より持ち出され片付けられていました、お疲れ様でした、そしてありがとうございます







2016年9月4日日曜日

IOSR活動報告2016/09/04 清掃活動

2016/09/04(日)草刈り作業を行いました。

夏季シーズン中につき各メンバーとも通常ツアー業務多忙のため事前のお知らせは行いませんでした。

場所:シイラ川階段付近
**通常カヌーを置いている場所を中心に

場所:ノバル展望台(リサイクルセンター近く)
**休憩場所テーブル周辺と階段を中心に
今回は1人だったため全面を行うことは出来ませんでしたが今月中に残りを行う予定

場所:ユツン洞窟駐車スペース
**駐車スペースでのUターンが容易にできるように全面の草刈りを行いました、これで県道へ出る際にバックで出なければ行けないリスクを減らし出合頭の交通事故のリスクが少なくなると思われます

***
次回活動予定
ユツン洞窟内の水位低下で今まで見えなかったゴミがかなり堆積している事が判明しました、近日中に洞窟内のゴミ拾い作業も行う予定です













2016年7月8日金曜日

2016年 台風1号通過後フィールド安全確認と草刈作業


2016年7月8日
IOSR活動報告
台風1号通過後のフィールド安全確認
ユツン川付近鍾乳洞、大見謝川、ゲーダ川


観測史上2番目に遅い発生となった今年の台風1号は、一時中心気圧900hPaまで成長し八重山諸島の南を通過しました。

暴風域からだいぶそれた西表島への被害は皆無に等しく、石垣間の船が欠航になった他は雨も降らず、風もそよ風程度のものでした。

結果的に本日よりツアー再開が可能な状態ではありましたが、しっかり安全を確認した上でのツアー再開のためフィールド調査を行いました。


まずユツン川付近の鍾乳洞へ。

洞口へ向かうルート上に倒木などの被害は一切見られませんでした。


続いて洞口の確認。
漂流物の流入も一切なく養生を外し洞内を目視で確認。
安全にツアーが行える環境でした。

次は多くのツアーショップが利用する大見謝川へ。




ここも、増水や倒木・流木の形跡は一切なく台風前と同じ状態。



続いてゲ―ダ川へ。


こちらも、増水・倒木などの危険性は確認されませんでした。
いずれのポイントにおいても台風による被害は一切なく、明日より安全にツアーが再開出来る事を確認できました。

倒木等の撤去作業もなく、時間ができたのでそのまま草刈作業を行いました。
人数の都合上使用する全ての場所は出来ませんでしたが、比較的草の伸びがひどい場所を優先して作業を行いました。




続いて大見謝ロードパーク駐車場へ。
ここは特に、これからの時期多くの人が利用する場所ですので、ハブの咬症事故のリスクが少しでも減るよう草刈作業に取り組みました。





次第に日差しも強くなる中、水分補給を取りながらひと休み。



無事に作業を終え本日の活動は終了です。
メンバーの皆さま、大変お疲れ様でした。