2015年10月1日木曜日

2015年 台風21号通過後のフィールド安全確保作業 2日目

2015年9月29日
IOSR活動報告
台風21号通過後のフィールド安全確保作業
ユツン川本流・支流

本日、増水量の関係で前回行わなかったユツン川の沢ルートへ。
飛び込みポイントやルート上の水深の深いところなど流木の有無、ルートを塞ぐ倒木などの撤去作業を行いました。

 


まずは飛び込みポイントの川底確認。
特に大きなものはなく、気になる流木を撤去。

続いてルート上の倒木などを撤去作業。





一箇所どうにもならないサイズの倒木を発見、
岩の間にしっかり挟まっていたので幹はそのまま、枝は取り除きました。



続いて全てのエスケープルートの剪定。



あってはなりませんが万一の使用に備えます。
景観を損ねないよう、あからさまな目印は付けていないのでルートの確認作業でもあります。

本日の作業はユツン川のみで終了。
沢ルートも山ルートも安全にツアーを行える状態になりました。






2015年9月29日火曜日

2015年 台風21号通過後のフィールド安全確保作業

2015年9月29日
IOSR活動報告
台風21号通過後のフィールド安全確保作業
ユツン川付近鍾乳洞、クーラ川付近鍾乳洞、ゲーダ川


与那国島にて最大瞬間風速81mを記録した台風21号。
西表島では50mが最大で、前回の台風よりは降雨、風による被害は共に少なかったです。



まずはユツン川付近の鍾乳洞へ。
高潮の影響が強いこの洞口の被害を恐れていましたが、水位が上がっていたのみで漂着物の流入は見られませんでした。

洞口の養生を外し、匍匐前進エリアの危険物探しと上流からの砂の堆積具合を確認することに。
 

 
砂の堆積は見られず、元の状態からの変化は少なかったです。
しかしやはりガラスの破片は多く見られ、鋭利な状態で見つかりました。



その他、洞内に流入したゴミも景観を損ねるので撤去。
ゴミの量自体は非常に少ないものでした。


次はクーラ川付近の鍾乳洞へ。



ここも大きな被害は無し。
ルートを塞ぐツル類や折れた枝が散乱していた程度でした。
エスケープルートも状態を確認し、いつでも使える状態に剪定しておきました。


次はゲーダ川の作業。


 
ここは数本の大きな倒木があったものの、やはり前回より少ない被害。
ツアールート上で怪我を誘発する要素がある倒木、浮き石は全て撤去。





増水量はそれほどでもなく、ツアーを安全に行える範囲内です。

キャニオニングで使用する川は他業者様が安全確認して頂けたことを直接確認出来ました。
ありがとうございました。ご苦労様です。


ユツン川流域の沢エリアは水量が落ち着いた後日に確認作業致します。

今回も作業に携わった皆様お疲れ様でした。
また次回もよろしくお願いします。















2015年9月4日金曜日

活動報告:2015/08

活動報告:2015/08 ロープアクセストレーニング(動画)

ウェザーインフォメーション


 現在竹富町に大雨洪水雷注意報が発表されています。
ガイドの皆さま、急な落雷、急な河川の増水に十分注意し安全なツアーを心がけて下さい。




2015年9月1日火曜日

2015年台風15号通過後の安全確保作業4日目 ユツン川

2015年9月1日

IOSR活動報告
台風15号通過後のツアーエリア安全確保作業 ユツン川エリア

前回の作業において、川の増水により細部まで確認ができなかった為、最終チェックの作業を行いました。


















水質は昨夜の雨の影響か濁り気味。
しかし川の水量はだいぶ落ち着き、前回確認できなかった流木が目に付きました。















ツアーに支障が出そうなものは全て撤去していきます。

 




前回確認出来なかった飛び込みポイント。
今回はしっかりと川底までチェック、1本の流木撤去だけで済みました。





























今回はそのままマヤロック支流まで確認へ。













思ったほどの被害はありませんでしたが、気になる流木は撤去してきました。



























滝の手前50m付近で大きな倒木がありましたが、ツアーに支障はないと思われます。













無事、滝までの安全を確認して終了。














帰りはトレッキングルートを確認しましたが、すでに撤去作業は終わっており安全を確認出来ました。

これで次の台風までの間は安全にシャワークライミングを行える状態になりました。
以上、活動報告でした。








2015年8月27日木曜日

ウィザーインフォメーション

本日と同じく明日〜明後日にかけては、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の天 気となり、所により雷を伴うでしょう

先日の台風でゲータ川や大見謝川のクーラ付近の洞窟は水量はかなり増えておりますので、明日も雨による増水などに注意が必要な日となります


IOSR事務局

2015年台風15号通過後の安全確保作業3日目 ユツン川

2015年8月27日
IOSR活動報告
台風15号通過後のツアーエリア安全確保作業 ユツン川エリア

前回の作業で回りきれなかったユツン川エリア。
台風13号の被害に追い打ちをかけるように通過していった台風15号。
いたるところに台風被害の爪痕が残されていました。












多くの人が訪れるルートにおいては既に倒木の撤去が終了しており安全が確認出来ました。
続いて飛び込みが出来るポイントにて流木チェック。

































飛び込みポイントに置いて危険な流木は無かったものの、念には念を入れて気になる小さな枝を撤去。
ここから沢エリアへ。

沢はかなりの増水状態になっており、ツアーをするには危険なレベルになっていました。















 ルート上に危険な流木を発見。




















撤去。
















他にも危険な流木を次々と撤去。
















さらに上流へ進んだところで倒木が沢を塞いでいる個所を発見。
場所はチョークストーンの手前約50mの場所。











ここは1人で全てを撤去する事は難しいと判断。
安全が確保出来る範囲で、のこぎりで倒木を細断しルートを確保。












残りの分は状況を見て対応したいと思います。
さらに上流へ登りチョークストーンポイント。
この滝の水量で全体の増水状況が伺えます。











この先のエスケープルートの一部が倒木により塞がっていたので、迂回路を作りました。












この先も危険な流木を撤去しながらもう一つの飛び込みポイントも確認。
安全を確認するため川へ潜ろうとしましたが増水した川の流れが強すぎて、川底までしっかりとは確認できませんでした。
ここはもう少し水量が治まってから再度確認が必要かと思われます。

 その上の沢エリアにおいて撤去が難しい倒木が枝に引っかかっていました。

今回はそのまま残留してありますので、撤去完了するまではこの下を通らないよう注意が必要です。


















その後も撤去を続けマヤロック支流分岐点まで確認を終了致しました。
途中のエスケープルート4本の安全確認も合わせて終了。
帰りのトレッキング道は既に他業者の皆さまにより撤去作業は終わっていました。
所々の撤去された倒木を見ると、今回の台風被害の大きさを実感します。
















最後に、今回の安全確認作業においては川の増水状況が著しく細部にわたっての確認が出来ていない可能性があります。
水量が落ち着いた時点で再度確認の必要がある状態ですので、ツアーで利用される際には十分な注意が必要です。

以上、活動報告でした。