2016年4月5日火曜日

IOSR活動報告 2016.4.4

2016年4月4日
IOSR活動報告

以下、活動記録です。

1.クーラ川付近鍾乳洞におけるケイビングエスケープルート作成
2.ツアーにて使用する駐車場付近の草刈り作業
3.ロープレスキュー定期練習会

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1.クーラ川付近鍾乳洞におけるケイビングエスケープルート作成

島内鍾乳洞にて、降雨による急な増水のヒヤリハット事例が発生。
定例会にて決定した対策として、3つの鍾乳洞に分かれるクーラ洞(通称)では水路を横断することなく避難できるもう一つのエスケープルートを作成する、という事になりましたので今回の作業活動となりました。

このルートはどの業者様も使用していただける様、ルートに目印を付けさせて頂きました。
撤去の必要性や情報がございましたら事務局までご一報いただけると有り難いです。
緊急時の安全性確保を考えていますのでご容赦ください。

場所は、短い鍾乳洞から順に入る道で説明しますと、「水路を横断する大きなイヌビワ」を過ぎて2箇所目の鍾乳洞に入る直前の進行方向に向かって右手の斜面を登った所が入口です。
さらに細かく言うと、イヌビワのところの腕くらいの太さの「ツル」をくぐり、水路を渡らず右上の斜面を登ります。
ルート入口以外の斜面の先は崖になっているので間違えにくいです。


斜面を登るとこの目印が下がっていますし、ルート途中にも設置しています。
頻繁にルート剪定できない事と、緊急時の心理的にも見失わないよう、大きな目印にしています。

今回作成したエスケープルートは今まであった(先ほどの道順で言うと)二つ目の鍾乳洞を抜けてすぐの右手斜面上にある既存エスケープルートに合流しています。


合流地点にはこの目印を目線の高さに設置しています。

ちなみに既存ルートの入口にも目印を設置しました。



これも斜面を登ると見えるようになっています。
台風通過後の清掃作業時のため、の意味もあります。

通常水位を見慣れている為想像のつきにくい事例でしたが「水路を横断せずに避難できる」という対策は打て、ツアー中の鉄砲水や局地的な大雨時にも安全に避難できる手段が一つ増えました。


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2.ツアーにて使用する駐車場付近の草刈り作業

大型観光バスなどの往来を妨げない様、駐車スペースの草刈り。
これからの季節は島内在住の方による海藻採りや釣りの方も、我々も利用する場所で行いました。
いつも使わせて頂いているスペースですが、もしも3台以上止まってしまうと旋回できず、バックで道路に出ることになってしまいます。




草刈機三台体制で行い、駐車可能スペースを拡大。

他にもツアーで使用させて頂いている所を草刈り作業。





他の草刈り作業はG.W.までに行います。


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3.ロープレスキュー定期練習会

レスキュー3 TRR-T保有のガイドを中心とする練習会。
習得内容を復習・再確認する為でもありますが、万が一の際に活動出来る様 資材や一連の流れを確認しました。



都会と同じ救助体制が整っているわけではない離島の現実。
繰り返しの訓練や勉強会などを経て、現場で使用できる体制を目指しています。




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今回の活動は何かが起きてしまった際の対策についてでしたが、ヒヤリハットの吸い上げにより危険情報の共有を行い、起こさないための対策も同時進行で行ってまいります。





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